*タリバンを標的としたIS系組織によるテロの続発
記事年月 | 2021年7月-9月 |
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号数 | 92 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | アフガニスタン |
トピック | |
タイトル | *タリバンを標的としたIS系組織によるテロの続発 |
本文 | タリバンによる政権掌握後の8月26日、カブールの国際空港付近で自爆テロがあり、米兵13名を含む100名以上が死亡した。この自爆テロについて、2015年頃から活動を開始しタリバンと対立しているIS系支部組織「イスラム国ホラサン州(IS-K)」が犯行声明を出した。「ホラサン」とは、中央アジアからアフガニスタン、パキスタン、イランにまたがる地域を指す歴史的呼称のこと。「シャリア(イスラム法)」による統治を目指す点でタリバンと共通するが、タリバンがアフガニスタン国家の支配を目的とするのに対し、IS-Kは「ホラサン」という超国家的な領域の支配を目指している(日経8/28ほか)。その後9月18日と19日にも東部ナンガルハル州都ジャララバードでIS-Kによるタリバンを標的とした爆破テロが相次いでおり、アフガニスタンが再びテロリストの温床となっている(読売9/21ほか)。 |