*コロナ禍で行われた各地の祭り
記事年月 | 2021年7月-9月 |
---|---|
号数 | 92 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-3.習俗・慰霊】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
タイトル | *コロナ禍で行われた各地の祭り |
本文 | 新型コロナウイルス感染拡大のため、各地の夏の祭りは2年連続の中止に見舞われたものがある一方で、一部には技術と伝統の継承のため試行錯誤を重ねながら実施する動きがみられた。 京都市で行われる祇園祭では、神輿渡御や山鉾巡礼など大規模な行事は中止されたものの、一部の山鉾保存会は技術継承を目的に7月10日から山鉾建てを実施した。34ある山鉾保存会のうち、感染症対策を行えると判断した前祭(さきまつり)の11基、後祭(あとまつり)の6基が京都市内に立ち並んだ。一般観覧については、祇園祭山鉾連合会は自粛を呼びかけた(京都・京都・夕7/10、京都・京都7/19)。 8月12~15日、徳島市は「伝統の継承」を掲げ阿波踊りを実施した。感染防止のため、観客、出演者ともに県内在住者に参加者を限定。12日の「前夜祭」、13~14日の「選抜阿波踊り」は屋内ホールで行い、観客は収容人数の半分に制限し顔認証システムを用いたデジタルチケットを導入。最終日のグランドフィナーレと題された特別公演は市内の陸上競技場で無観客で行われた。踊り手同士は1~2mの間隔を空け、マウスシールドの着用が推奨された(朝日・東京・夕8/12、読売・徳島8/19)。 |