*軍需施設から大学施設へ、ICU本館などに高評価
| 記事年月 | 2021年7月-9月 |
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| 号数 | 92 |
| 媒体 | 国内 |
| 大分類 | 【A-4.キリスト教】 |
| 国名 | 日本 |
| トピック | |
| タイトル | *軍需施設から大学施設へ、ICU本館などに高評価 |
| 本文 | 東京都三鷹市にある国際基督教大学(ICU)の本館や礼拝堂を含む建築群が、近代建築の保存・記録活動を行っている学術団体「ドコモモ・ジャパン」から2020年度の「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」に選定された。ドコモモ・ジャパンは今回の選定理由を、戦争遺構としての価値とともに「軍需施設から大学施設へと転換した記念碑的建築」としての評価としている。 本館はもともと戦闘機を設計する軍事施設「中島飛行機三鷹研究所」として建設が進められ、1943年に完成。戦後、ICUが建物を買い取り、アメリカの建築家ウィリアム・ボーリズ(1880~1964)によって改装工事が行われ、1953年の開学時から大学施設として使用されている。今回の選定を受け、ICUは「大変光栄。歴史的に価値あるものと改めて認識し、大切に利用していきたい」とコメントした(毎日・東京・夕7/17)。 |