*自民党総裁選4候補の皇位継承に対する主張

*自民党総裁選4候補の皇位継承に対する主張

記事年月 2021年7月-9月
号数 92
媒体 国内
大分類 【A-6.政治と宗教】
国名 日本
トピック
タイトル *自民党総裁選4候補の皇位継承に対する主張
本文  9月17日の自民党総裁選の共同記者会見と同18日の日本記者クラブ主催の公開討論会で、立候補した4候補が皇位継承に関する所見を明らかにした。岸田文雄氏と高市早苗氏の2候補は女系天皇に反対の立場をとった。岸田氏は旧宮家の男系男子の皇族復帰案も含め、安定的な皇位継承策を検討すべきとした。高市氏は男系の血統が天皇の権威と正統性の源、国民の誇りであるとし、男系維持のために旧皇族の皇族復帰を希望した。一方、野田聖子氏は女系天皇を一つの選択肢とする見解を示した。河野太郎氏は日本の伝統を次世代に受け継ぐことは重要としながら、有識者会議の最終的なとりまとめを尊重し、国民に理解してもらいたいと語った(読売・東京9/18、産経・東京9/19)。なお、同氏は2020年8月の記者会見で女系天皇も検討すべきと発言していたことから、今回の態度は「持論を封印」「明確な姿勢を示していない」などと報じられた(産経・東京9/24)。
[→『ラーク便り』88号30頁参照
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