*陛下、東京五輪で開会宣言
記事年月 | 2021年7月-9月 |
---|---|
号数 | 92 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-7.皇室】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
タイトル | *陛下、東京五輪で開会宣言 |
本文 | 7月23日の東京オリンピック開会式に天皇陛下が名誉総裁として出席し、開会のことばを述べられた。式では、大会組織委員会の判断により、五輪憲章で定められる宣言文の一部に使われる「celebrating」を、これまでの「祝う」の表現から「記念する」に変更するなど、祝祭感を抑制した文言に置き換えられ読み上げられた。この祝祭感の抑制に関して、名古屋大学院の葛西秀哉准教授(日本近現代史)は政治的中立を考えたと考察し、宮内庁長官の「拝察」発言と合わせて考えることで「天皇陛下にも思うところがある」ことを国民に伝える意図を感じると述べる(東京・東京7/24、毎日・東京7/25)。 8月24日の東京パラリンピック開会式でも天皇陛下は開会を宣言された。パラリンピック開会式でも、「祝う」という趣旨の言葉はなかった。天皇がパラリンピックで開会を宣言するのは初めて。両大会とも皇后陛下は出席を見合わせた(読売・東京8/25)。 |