*明治以降中断の「竪義会(りゅうぎえ)」が復興
記事年月 | 2021年10-12月 |
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号数 | 93 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | |
国名 | 日本 |
トピック | 中外日報 |
タイトル | *明治以降中断の「竪義会(りゅうぎえ)」が復興 |
本文 | 11月26日、真言宗醍醐派総本山・醍醐寺(京都市)は明治期から途絶えていた論議問答「竪義会」を金堂で営んだ。同行事は浄影寺慧遠著の『大乗義章』などから問題を定め、竪者と問者、精義が問答を交わす、三論宗の論議。開山・聖宝理源大師は三論・真言を併修する顕密兼学の寺院として同寺を開いた。同寺では平安後期から開山忌などに営んできたが、室町時代に途絶え、1600年に再興されたものの、その後たびたび中断し、明治期以降には行われていなかった。令和改元を機に同寺では開山への報恩謝徳として復興を計画。竪義の法会を継承する東大寺(奈良市)の協力の下1600年の次第を踏まえて準備を進め、弘法大師諡号1100年慶讃事業に組み入れた。顕教である三論宗の法会が復興されたことについて宗団僧侶は顕密兼学に努める覚悟を新たにした(12/1。文化時報12/2に関連記事)。 |