*法然が描かれた重要文化財、オークションに

*法然が描かれた重要文化財、オークションに

記事年月 2021年10-12月
号数 93
媒体 国内
大分類 【A-2.仏教】
国名 日本
トピック
タイトル *法然が描かれた重要文化財、オークションに
本文  11月18日、国の重要文化財の絵巻「紙本著色拾遺古徳伝(しほんちゃくしょくしゅういことくでん)巻第八」がオークションにかけられ、2億4,390万円で落札された。文化庁によると、これまで重要文化財の絵画がオークションに出品されたことはないとみられる。絵巻は鎌倉時代末期に作られたもので、出品されたものは全9巻のうちの1つ。親鸞のひ孫・覚如が書いた伝記がもととなっており、法然の臨終の場面が描かれている。文化財保護法により国宝や重要文化財の売買には正式な契約の前に国への申し出が必要で、国は保護のために必要と判断すれば優先的に買い取る権利を持つ。国が購入しない場合のみ、出店者と購入者は売買契約を結ぶことができる。同庁は今後、現所有者からの申し出を受けて、絵巻を買い取るかどうかの判断を行う(読売・東京11/19ほか)。
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