*本願寺派が調査報告、約9割の寺院が寺の鐘を戦争に供出
記事年月 | 2021年10-12月 |
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号数 | 93 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-2.仏教】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
タイトル | *本願寺派が調査報告、約9割の寺院が寺の鐘を戦争に供出 |
本文 | 浄土真宗本願寺派は11月20日から12月8日まで展示会「宗門寺院と戦争・平和展」を本願寺伝道院(京都市)で開催し、同派が調査を進めてきた寺と戦争の関わりについての調査結果を報告した。宗門寺院に対する戦争の影響を把握する基礎資料とするため2020年5月から実施した調査では、同宗派の一般寺院1万137ヶ寺に調査票を送付し、約4割の回答を得た。調査委員会によれば、戦時中、釣り鐘のあった寺院のうちおよそ9割が、国の方針に従って釣り鐘を供出していたことや、日露戦争の捕虜収容所となった寺があったことが判明したという。また、空襲・原爆による寺への被害が多数あったことや、その実状も明らかになった。展覧会では、各寺から寄せられた写真など約2万点のうち約150点が、調査結果とともに紹介された(京都・京都11/20、朝日・東京12/6ほか)。 |