*京都ハリストス正教会が重要文化財に

*京都ハリストス正教会が重要文化財に

記事年月 2021年10-12月
号数 93
媒体 国内
大分類 【A-4.キリスト教】
国名 日本
トピック
タイトル *京都ハリストス正教会が重要文化財に
本文  文化審議会は11月19日、「京都ハリストス正教会生神女(しょうしんじょ)福音聖堂」(京都市)を重要文化財に指定するよう文部科学相に答申した。1903(明治36)年に完成した同聖堂は、日本ハリストス正教会教団の現存最古の本格的木製聖堂。ロシアの正教会から提供されたひな型面をもとに、京都府技師だった建築家・松室重光(1873~1937)によって設計された。国内の教会堂建設を考える重要例とされる。聖堂内のイコノスタス(聖障)は現地でも多くが失われている帝政末期のロシア製。約30枚のイコン(聖像)からなり、「最後の晩餐」、聖堂名の生神女(聖母マリア)福音にちなむ「受胎告知」などが描かれ、意匠として高く評価されている(京都・京都11/20、毎日・京都12/6)。
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