*タリバンの政権掌握後、IS系組織によるテロ事件が続発
記事年月 | 2021年10-12月 |
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号数 | 93 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4.中東・西アジア】 |
国名 | アフガニスタン |
トピック | |
タイトル | *タリバンの政権掌握後、IS系組織によるテロ事件が続発 |
本文 | 10月3日、首都カブールのモスク周辺で爆発があり、少なくとも10人が死亡した。モスクでは、タリバン報道官の母親の追悼行事が営まれている最中だった。駐留米軍撤退後の大規模爆発は初めて(日経10/6ほか)。10月8日、北部クンドゥズ州にあるシーア派のモスクで爆発があり、少なくとも55人が死亡した。モスクでは、シーア派を信仰する少数派のハザラ人300人以上が礼拝のため集まっていた(毎日10/10ほか)。10月15日、タリバンの本拠地として知られる南部カンダハル州のシーア派のモスクで爆発があり、47人が死亡した。11月2日、カブールにある軍の病院で爆発があり、その後院内でIS戦闘員とタリバン治安部隊による銃撃戦が繰り広げられ、少なくとも25人が死亡した(読売11/3ほか)。 いずれの事件でも「イスラム国(IS)」系組織である「イスラム国ホラサン州(IS-K)」が犯行声明を出しており、同組織が敵視するシーア派やタリバンを標的としたテロを行うことで政情不安を煽り、タリバンによる統治に打撃を与える目的があると見られている(東京10/16ほか)。 |