*首都で銃撃戦、宗派間対立激化の兆候

*首都で銃撃戦、宗派間対立激化の兆候

記事年月 2021年10-12月
号数 93
媒体 国外
大分類 【B-4.中東・西アジア】
国名 レバノン
トピック
タイトル *首都で銃撃戦、宗派間対立激化の兆候
本文  首都ベイルートの市街地で10月14日、抗議デモを行っていたシーア派組織ヒズボラ支持者らに対し武装集団が狙撃、その後大規模な銃撃戦となり少なくとも7人が死亡、30人以上が負傷した。抗議デモは、2020年8月に首都港湾で起きた爆発事故を担当する裁判長の解任を求めるもので、当時数百人が集まっていたとされる。武装集団の詳細は不明だが、ヒズボラ側は対立するキリスト教マロン派の民兵組織「レバノン軍団」の犯行だと主張、これに対し「レバノン軍団」側は強く否定している。現場はキリスト教徒とイスラム教徒それぞれの居住区の境界にあたり、1975~90年のレバノン内戦時にも激戦地だった場所とされる。今回の銃撃戦が再び宗派間対立を激化させ、情勢のさらなる不安定化を招くことが懸念されている(産経10/16ほか)。
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