*COP26を前にバチカンで諸宗教リーダーの集い
記事年月 | 2021年10-12月 |
---|---|
号数 | 93 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-7.西ヨーロッパ】 |
国名 | バチカン(聖座(Holy See)) |
トピック | |
タイトル | *COP26を前にバチカンで諸宗教リーダーの集い |
本文 | バチカンでは10月4日、イギリスのグラスゴーで10月31日から11月13日まで開催される「国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議」(COP26)を前に、諸宗教のリーダーの集いが行われた。この集いは「信仰と科学、COP26に向けて」と銘打たれ、カトリック教会の教皇フランシスコ、エジプトのアズハル・モスクのグランド・イマームであるアフマド・アル・タイーブ師、正教会のエキュメニカル総主教バルトロメオス1世など、世界の各宗教の指導者、代表者、研究者ら約40人がバチカンの「祝福の間」に集まった。 集いの冒頭ではCOP26に向けた共同アピールが紹介され、各宗教の代表者らが署名。共同アピールでは二酸化炭素実質排出量ゼロを可及的速やかに実現すること、地球の平均気温上昇を抑制することが訴えられており、さらに大国には気候変動対策を強化し、弱い立場にある国々が気候変動に対応できるよう財政支援を行うよう推奨している。共同アピールは教皇フランシスコから、COP26議長のアロック・シャルマ氏と、イタリアの外務大臣ルイジ・デ・マイオ氏に手渡された(キリスト10/11ほか)。 |