*教皇がキプロスとギリシャを訪問

*教皇がキプロスとギリシャを訪問

記事年月 2021年10-12月
号数 93
媒体 国外
大分類 【B-7.西ヨーロッパ】
国名 バチカン(聖座(Holy See))
トピック
タイトル *教皇がキプロスとギリシャを訪問
本文  教皇フランシスコは12月2日から5日にかけて、キプロスとギリシャを訪問した。両国では正教会の信徒が大多数を占める。カトリック教徒が人口に占める割合は、キプロスでは約4.5%、ギリシャでは1.2%と少ない。
 教皇はまずキプロス共和国を訪問。キプロスでは、ギリシャ系住民が支配する南部のキプロス共和国と、トルコ軍が支配する北キプロス・トルコ共和国の分断が続いているが、教皇は対話による南北の和解を呼びかけた。
 4日にはギリシャのアテネに移動。午前中の集いでは、権威主義やポピュリズムの蔓延に対する危機感を表明した。午後には正教会大主教館を訪れ、教会間の一致を呼び掛けた。
 翌5日にはレスボス島に移り、郊外の難民収容施設を訪問。地中海は「かつては多くの文明の揺り籠でしたが、今では死を映す鏡のようです」と述べ、難民に対する待遇の改善を欧州諸国に訴えた(カトリック12/19ほか)。
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