*中学教師斬首テロ事件から1年、全国の中高で追悼行事
記事年月 | 2021年10-12月 |
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号数 | 93 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-7.西ヨーロッパ】 |
国名 | フランス |
トピック | |
タイトル | *中学教師斬首テロ事件から1年、全国の中高で追悼行事 |
本文 | 表現の自由を伝えるために中学の授業でイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を用いた社会科教員のサミュエル・パティさん(享年47歳)が、イスラム過激派の男に首を切断されて殺害されたテロ事件から10月16日で1年を迎えた。前日の15日にはフランス全土でパティさんの追悼行事が行われ、各地の公立の中学と高校では1分間の黙祷が捧げられた。パティさんが勤務していたパリ郊外コンフランサントノリーヌの中学校前で開かれた追悼式にはイスラム教指導者たちも参加。フランスの調査機関IFOPが10月14日に発表した世論調査の結果によると、30歳未満の成人のうち「表現の自由を教えるためなら教師は風刺画を見せても構わない」と答えた人は62%で、昨年の事件後の調査から5ポイント減少した(東京10/17)。 [→『ラーク便り』89号小特集①参照] |