*神奈川県警が葬儀業者と癒着

*神奈川県警が葬儀業者と癒着

記事年月 2022年1月-3月
号数 94
媒体 国内
大分類 【A-3.習俗・慰霊】
国名 日本
トピック
タイトル *神奈川県警が葬儀業者と癒着
本文  2月15日、神奈川県警が取り扱った変死体を搬送する際、知人の警察官の妻が経営する葬儀会社を遺族に紹介する謝礼として現金などを受け取ったとして受託収賄罪で起訴された同県警の元警部補の初公判が横浜地裁で開かれた。被告は起訴内容を認め、「県内54署全てで(似たようなことを)やっていると思う」と証言した。判決は3月15日に言い渡され、警部補に有罪判決が下された。別審理となった贈賄側の公判でも、葬儀会社と警察の間で現金や商品券のやり取りが常習的に続けられていた実態が明らかにされた(毎日・東京2/15、東京・東京2/16、神奈川・横浜3/16ほか)。
 また、警察署に変死体を搬送する際に、神奈川県警のみが遺族に葬儀会社に連絡させ数万~十数万円の搬送費用を負担させるケースがあることが毎日新聞の調査により判明。警察官が特定の業者を恣意的に紹介する例も多いとされる。こうした運用を行っているのは全国でも神奈川県警だけであり、こうした慣例が県警と葬儀会社との癒着を生んだとも報じられる(毎日・東京3/13ほか)。
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