*久米崇聖会が使用料を納付、「孔子廟」撤去訴訟は原告の請求が棄却
記事年月 | 2022年1月-3月 |
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号数 | 94 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-6. 政治と宗教】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
タイトル | *久米崇聖会が使用料を納付、「孔子廟」撤去訴訟は原告の請求が棄却 |
本文 | 那覇市は2月2日、久米至聖廟(孔子廟)の所有法人である久米崇聖会から、直近過去5年分などの未払い分と2022年1月分までの公園使用料として、計約3,400万円が支払われたことを発表した。同会は今年度、使用料として毎月約48万円を納め、今後は施設や祭礼から宗教的性格を解消することに取り組むとしている。 3月23日には、孔子廟に対する那覇市の設置許可は政教分離の原則に反するとして、撤退を求めないことの違法性の確認などを同市に求めた住民訴訟の判決で、那覇地裁は原告側の請求を棄却した。裁判長は、最高裁判決後に同会が市に使用料を支払っていることも踏まえ、「特段の便益の提供とは言えない」とし、政教分離の原則には反しないと判示した。原告側は控訴する方針であるという(産経・東京2/3、沖縄タイムス・那覇2/3ほか)。 [→『ラーク便り』91号31頁参照] |