*終活費用の高騰を抑制

*終活費用の高騰を抑制

記事年月 2022年1月-3月
号数 94
媒体 国外
大分類 【B-1. 東アジア・太平洋地域】
国名 中国
トピック
タイトル *終活費用の高騰を抑制
本文  中国で墓地購入や葬儀などの「終活」費用が上昇している。3月18日に葬儀ビジネス大手の福寿園国際集団が、21年12月期の売上高は前期比23%増の23億元と伸び、純利益も16%増加の7億元で堅調だと発表した。中国メディアによると、墓地購入を含めた葬儀費用は平均2万6千元(約50万円)で、都市部の年間平均可処分所得の約半分に相当する。葬儀関連経費のうち墓地購入代金は6割程度を占めるとみられる。遺族の負担の増加につながると、政府は終活費用の抑制に向けて対応を始めた。国家発展改革委員会は25年までの価格メカニズム改革の5ヶ年計画に、「葬儀サービス価格の規範化」を進めると盛り込んだことを公表した。消費者の間では、高額の墓地購入を手控え、山や海へ散骨する自然葬の利用が広がっている。地方政府は、土地を節約するという理由で数千元の奨励金を出したり、海に散骨するための船を手配したりしているという(日経・夕3/30)。
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