*「転向療法」を禁止する法案が可決
| 記事年月 | 2022年1月-3月 |
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| 号数 | 94 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
| 国名 | ニュージーランド |
| トピック | |
| タイトル | *「転向療法」を禁止する法案が可決 |
| 本文 | ニュージーランド議会は2月15日、LGBTQ+(性的少数者)の性的指向や性自認を転換するためとして用いられてきた「転向療法」を禁止する法案を、賛成112、反対8で可決した。米国のプロテスタントの間でも用いられる「転向療法」は電気ショック、断食や悪霊払い、性的指向を正すために異性との性行為を強制させるなど、過激な方法も用いられた。同法案は「転向療法」を性的指向や性自認についての誤った考えに基づくものだと指摘。法案により、18歳未満の子どもや決断能力に障害のある人に「転向療法」を施すことは3年以下の懲役が科される。年齢にかかわらず、治療が深刻な損害を与えた場合には5年以下の懲役となる。2021年に政府が提案した同法案には、人口482万人のニュージーランド国民から約10万7千の意見が寄せられ、その数はこれまでの法案の中でも過去最多(赤旗2/18)。 [→『ラーク便り』85号63頁参照] |