*死刑制度と冤罪をテーマとし上映禁止となった映画が日本で公開
記事年月 | 2022年1月-3月 |
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号数 | 94 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | イラン |
トピック | |
タイトル | *死刑制度と冤罪をテーマとし上映禁止となった映画が日本で公開 |
本文 | 年間200人以上が処刑されるイランの死刑制度の不条理をテーマとし、同国で上映禁止となっている映画『白い牛のバラッド』が2月18日より日本全国で公開された。タイトルの「白い牛」は、コーランに登場する預言者モーセの言葉から取られた「犠牲」のメタファー。夫を死刑に処された主人公ミナが、死刑執行の一年後に夫の無実が判明したことで、冤罪の責任を追及するサスペンス映画。父親を政治的理由で死刑に処された共同監督の一人マリヤム・モガッダム氏自身がミナを演じる。イスラム法による「同害報復刑」が定められているイランでは、殺人遺族は加害者に死刑を求めることができる(東京・夕2/9ほか)。 |