*神宮外苑開発の背景に明治神宮の財政問題か
| 記事年月 | 2022年4月-6月 |
|---|---|
| 号数 | 95 |
| 媒体 | 国内 |
| 大分類 | 【A-1.神道】 |
| 国名 | 日本 |
| トピック | |
| タイトル | *神宮外苑開発の背景に明治神宮の財政問題か |
| 本文 | 「神宮の杜」再開発を巡り、専門家や市民から反対意見が相次ぐ中、4月23日付の『東京新聞』は、再開発には明治神宮の財政問題が関係していると報じた。明治神宮は、今回の再開発を担う4事業者の1つ。外苑は、公金で運営される一般的な公園と違い、明治神宮および地権者が維持・管理費を担っており、これらの費用が財政を圧迫しているという。特に、最も収益をあげている神宮球場は老朽化が進んでいるため、新球場の建設は重要な課題とされる。事業者として再開発に参加することで、新球場再建の間も既存の球場の施設利用を継続させる狙いもあるとみられる。こうした状況下で、神社界の関係者の間には賛否の声がある。広大な敷地を一宗教法人で管理する負担の大きさから再開発の意向に納得を示す声もみられる。一方、明治天皇と昭憲皇太后の遺徳を偲ぶために国民の力によって整備されたという外苑の歴史を踏まえ、「創建時の趣旨とは違う形で変貌する」と再開発推進の方針に対しての否定的な意見も出ているという(東京・東京4/23)。 [→『ラーク便り』94号19~20頁参照] |