*自公の相互推薦、一部選挙区で見送り

*自公の相互推薦、一部選挙区で見送り

記事年月 2022年4月-6月
号数 95
媒体 国内
大分類 【A-6.政治と宗教】
国名 日本
トピック
タイトル *自公の相互推薦、一部選挙区で見送り
本文  夏の参議院選を前に、自民党と公明党の関係悪化が相次いで報じられている。今年3月には岸田文雄首相が自ら修復に乗り出す事態になっていた。過去3回の参院選で公明党が自民党候補に推薦を出していた岡山選挙区は、自民側からの推薦依頼がなく、5月26日に自主投票が決まった。これにより自公による相互推薦は、選挙協力の対象となったすべての選挙区では実現しないことが決定した。6月9日の相互推薦手続き完了まで協議は難航したが、これには両党の相互不信があるとされる。公明党は比例代表で800万票の獲得目標を掲げ、支持母体の創価学会も目標達成に向けて全力を上げる。公明側は相互推薦により最重要区と位置づける選挙区で自民の支援を得る狙いがあるが、自民内では「有権者名簿を出してほしいといった要求が厳しい」などの不満の声が上がる。異例の自主投票になった岡山選挙区は、昨年来の自公間の隙間風を象徴する形となった(読売・東京5/27、産経・東京5/27、毎日・東京6/10)。
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