*「広島大仏」が60年ぶりに帰郷

*「広島大仏」が60年ぶりに帰郷

記事年月 2022年7月-9月
号数 96
媒体 国内
大分類 【A-2.仏教】
国名 日本
トピック
タイトル *「広島大仏」が60年ぶりに帰郷
本文  所在不明だった「広島大仏」が7月1日、約60年ぶりに里帰りを果たし、この日から9月1日まで一般公開された。同像は木製の阿弥陀如来坐像で高さ約4m、重さ約400kg。1201年に現在の山形県で建立されてから各地を転々としていた同像は、1950年に原爆犠牲者・戦争犠牲者追悼のため広島市内の唯信寺に安置され、この頃から「広島大仏」と呼ばれるようになった。翌年、同市内の原爆ドームの隣にある西蓮寺の大仏殿に移送される際はパレードが行われるなど親しまれていたが、1960年頃から所在がわからなくなっていた。その後、所在が判明したのは2011年。奈良県安堵町の極楽寺が2004~2006年頃に古物商から同像を譲り受けていたことがわかり、以降、同寺の住職は広島への里帰りを呼び掛けてきた。
 今年4月、大仏の里帰りをめざす実行委員会が設立し、クラウドファンディングで目標額の1,200万円を達成。極楽寺から原爆ドーム隣にある商業施設「おりづるタワー」への里帰りが実現した。9月10日には、西蓮寺へ安置する際に行われたパレードが再現され、「広島大仏」は本通り商店街一帯を練り歩き、市民ら約200人が参加した。その後同像は極楽寺に戻ったが、実行委員会は今後も定期的な里帰りの実現に向け、寄付を受け付けるという(中国・広島7/2、毎日・広島7/18ほか)。
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