*ソウル梨泰院(イテウォン)の雑踏事故で国家追悼期間

*ソウル梨泰院(イテウォン)の雑踏事故で国家追悼期間

記事年月 2022年10月-12月
号数 97
媒体 国外
大分類 【B-1. 東アジア・太平洋地域】
国名 韓国
トピック
タイトル *ソウル梨泰院(イテウォン)の雑踏事故で国家追悼期間
本文  ハロウィーンを前にした10月29日午後10時すぎ、ソウルの繁華街である梨泰院に集まった群衆が転倒し、158人が死亡、196人が負傷(11月28日夕時点)する事故が起こった。死者は20代が最も多く、日本のほかイランや中国、ロシアなど14ヶ国の外国人26人を含む。当日、新型コロナウイルス対策の規制が緩まり、現場周辺には10万人超の群衆が集まったとされる。事故現場の幅3m、長さ約40mの細いT字路の坂道に1千人以上が殺到し、「群集雪崩」が起きたとみられる。事故の動画がSNSを通じて一気に拡散された(日経・夕11/28ほか)。
 尹(ユン)錫悦(ソクヨル)大統領は30日、国民に向けた談話を発表し、原因解明と再発防止を徹底する方針を明らかにした。30日には各国の首脳らから相次いで哀悼の意が示された。政府は31日午前から11月5日までを「国家哀悼期間」とし、ソウル広場に犠牲者を追悼するための合同焼香所を設置した。尹大統領はこの間毎日弔問に訪れた。全国に69ヶ所の焼香所が設置され、ソウル各地の合同焼香所に弔問に訪れた人は9万人を超えた。官公庁に弔旗を掲げるほか、イベントも相次いで中止、市民らには外食などを自粛する動きも広がった(朝日10/31ほか)。
 事故から1ヶ月を迎える11月29日、事故現場に近い地下鉄梨泰院駅の出口付近では、数え切れない花束や飲み物、お菓子などが供えられ、犠牲者への哀悼メッセージが貼られている。事故発生から慰霊の節目の「四十九日」を迎える12月16日夜、遺族らは事故現場の近くで追悼式を行った。追悼式は同月10日に発足した「10・29梨泰院事故遺族協議会」と174の市民団体が参加する「市民対策会議」が主催し、事故を風化させないとの思いが込められている(赤旗12/18)。
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