*盗難仏像に返還要請
| 記事年月 | 2014年10月-12月 |
|---|---|
| 号数 | 65 |
| 媒体 | 国内 |
| 大分類 | 【A-2.仏教】 |
| 国名 | 日本 |
| トピック | |
| 記事タイトル | *盗難仏像に返還要請 |
| 本文テキスト | 2012年に盗難され、韓国に持ち出されたままの仏像2体について、被害を受けた寺社側が11月中旬頃、韓国の大田(テジョン)地検に返還を求める文書を郵送していたことが、11月27日、わかった。寺社側は仏像の所有権を主張したうえで、同国の刑事訴訟法に基づいて返還を要請。返還を求めているのは、観音寺(長崎県対馬市)の県指定有形文化財「観世音菩薩坐像」と、海神神社(同市)の国指定重要文化財「銅造如来立像」。前者は2013年に、韓国の大田地裁が日本への返還を差し止める仮処分を決定している(長崎・長崎11/28)。 また、11月29日に日中韓の文化大臣会合が神奈川県横浜市で行われ、下村博文文部科学相が韓国の金鍾徳(キムチョントク)文化体育観光相と会談。対馬市から盗まれた仏像2体の返還を要請した。これに対し、金氏は「日本側が韓国から不法に搬出した文化財も議論しなければならない」とし、「統治時代などに朝鮮半島から日本に渡った」文化財の返還などについて両国が協議する機関の設置を提案した(産経・東京12/1、毎日・東京12/1)。 [→ 『ラーク便り』58号小特集4、59号29頁、60号33頁、61号36頁参照] |