*IS、遺跡都市パルミラを再制圧
記事年月 | 2016年10月-12月 |
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号数 | 73 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | シリア |
トピック | |
記事タイトル | *IS、遺跡都市パルミラを再制圧 |
本文テキスト | 12月11日、古代ローマの遺跡で有名な中部の都市パルミラを、スンニ派過激派組織「イスラム国(IS)」がアサド政権軍を撃退して再制圧した。ISは2015年5月に同地に侵攻し、バール・シャミン、ベル両神殿など多神教時代の遺跡を「偶像崇拝」とみなして破壊活動を行っていたが、2016年3月に政権軍が奪還。しかし12月に入りISはパルミラ周辺で攻勢を強め、政府施設や油田を狙った攻撃で約50人の政権軍兵士や戦闘員を殺害していた。同国と隣国イラクで劣勢に立たされるISにとって、国際的に知名度の高いパルミラ再制圧は宣伝効果の大きい「戦果」となるという見方もある(東京・夕12/12ほか)。 [→『ラーク便り』70号49~50頁参照] |