*天皇退位をめぐり諸記事、諸論考
記事年月 | 2017年1月-3月 |
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号数 | 74 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | 1月 |
国名 | 日本 |
トピック | 神社新報 |
記事タイトル | *天皇退位をめぐり諸記事、諸論考 |
本文テキスト | 天皇の退位が政府・国会や諸メディアで論議されるなかで、『神社新報』はそれらの報道と同時に「皇室典範の戦前と戦後」(1日付)、「江戸時代の天皇と譲位」(16日付)などの解説や論考を載せている。また「皇室の制度と歴史」を掲載。そのうち「皇室経済について」(16日付)から、現状をごく一部抜粋する。内廷費の66%を占める物件費のうち「祭祀費」は8%であり、これは宮中三殿での神事にかかる祭具や山陵での祭祀の費用である。行幸での神社への幣饌料は「恩賜金・交際費」から支出される。また三種の神器や宮中三殿など「皇位とともに伝わるべき由緒ある物」については皇位継承にあたり非課税と相続税法により定められている。なお論考は、内廷費を「皇室の公費」と主張した葦津珍彦の説を次のように引いている。<「皇室の公費」をもって執りおこなわれる皇室祭祀は、まさに「天下の公の祭り」であり、内廷の神事を「陛下の個人的な私事」と解するのは非礼かつ理義に反する>。 [→国内「皇室」参照] |