*教皇がトランプ米大統領と面会
記事年月 | 2017年4月-6月 |
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号数 | 75 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
国名 | バチカン(聖座(Holy See)) |
トピック | |
記事タイトル | *教皇がトランプ米大統領と面会 |
本文テキスト | 教皇は5月24日、バチカンを訪問したトランプ米大統領と約30分会談した。「お会いできて光栄です」と語りかけたトランプ大統領に教皇が応答しないなど、冒頭撮影時にはよそよそしい雰囲気であったが、教皇庁は、中東情勢やテロ対策などの国際問題や、医療や移民政策など米国内の課題でカトリック教会が協力できる分野について「和やかな意見交換」が行われたと発表した。トランプ大統領は公民権運動指導者であるキング牧師の著作集を贈呈し、教皇は、平和の象徴であるオリーブの木をあしらったメダルや、環境問題についてまとめた回勅『ラウダート・シ』などを手渡したという。ハフィントンポストのバチカン専門記者スキアバッツィ氏は、7千万人にのぼる米国のカトリック信者は教皇庁にとっても無視できない存在であるが、移民政策などをめぐり批判してきたトランプ大統領に屈したような印象を与えないため、距離感を演出したのだろうと、分析している(毎日5/25ほか)。 [→イスラエル、アメリカ参照] |