*少数派イスラム教徒の難民、推定50万人に
| 記事年月 | 2017年7月-9月 |
|---|---|
| 号数 | 76 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-2. 東南アジア】 |
| 国名 | ミャンマー |
| トピック | |
| 記事タイトル | *少数派イスラム教徒の難民、推定50万人に |
| 本文テキスト | 9月28日、国連安全保障理事会は、ミャンマー西部ラカイン州で続く治安部隊とロヒンギャ系武装勢力の衝突の影響で、隣国バングラデシュに避難したロヒンギャ難民の数が50万に達したと発表した(日経・夕9/29)。同州での仏教徒とイスラム教徒ロヒンギャの対立は一時的に沈静化していたものの、8月25日の武装集団による警察施設攻撃をきっかけに武力紛争が再燃。この紛争をミャンマー政府による「迫害」とみなす国際的な非難が強まる一方、同政府が不法移民と定義するロヒンギャに同情は必要ないと考えるミャンマー国民は多い。国内多数派の仏教徒や国軍の意向を無視できず、和平実現への打開案を出せずにいるアウン・サン・スー・チー国家顧問に対しては、1991年のノーベル平和賞を撤回すべきとのネット上の署名が36万5千筆を超えたという(毎日8/26ほか)。 [→『ラーク便り』56号小特集(1)参照] [→ロシア参照、イギリス参照] |