*IS「首都」ラッカ陥落、事実上崩壊へ
| 記事年月 | 2017年10月-12月 |
|---|---|
| 号数 | 77 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
| 国名 | シリア |
| トピック | |
| 記事タイトル | *IS「首都」ラッカ陥落、事実上崩壊へ |
| 本文テキスト | 米軍主導の有志国連合の支援を受けて過激派組織「イスラム国(IS)」の掃討作戦を展開するクルド人主体の民兵組織「シリア民主軍(SDF)」は10月17日、ISが「首都」と主張し実効支配していた北部の都市ラッカを約3年ぶりに解放したと発表した。ISは第2の拠点であった隣国イラクのモスルも7月に喪失している。「首都」の陥落により、最高指導者バグダディ容疑者が2014年に建国を宣言した「国家」組織は事実上崩壊に至った。イラクとの国境地帯に潜伏する残党の掃討や、行方不明のバグダディ容疑者の拘束などが今後の課題となる。またラッカ住民の多くはスンニ派のアラブ人であるため、IS制圧に貢献したクルド人勢力との摩擦も懸念されている(東京10/18ほか)。 [→『ラーク便り』76号42頁参照] |