*サドル派中心の新政権、混乱長期化の懸念

*サドル派中心の新政権、混乱長期化の懸念

記事年月 2018年7月-9月
号数 80
媒体 国外
大分類 【B-4. 中東・西アジア】
国名 イラク
トピック
記事タイトル *サドル派中心の新政権、混乱長期化の懸念
本文テキスト  5月の国会選挙(定数329)の結果を受けて最大勢力となった反米強硬派のシーア派指導者ムクタダ・サドル師が率いる政党連合と、第3勢力にあたるアバディ首相の政党連合などが合同会派を結成することで9月2日に合意した。議席数は177となり過半数に達したとする。翌3日に議会が招集されたが、40を超える議席を持つクルド人政党が態度を留保したり、第2勢力のアミリ氏やマリキ前首相による会派が自分たちこそ最大勢力だと主張したりするなど混乱が生じ、予定されていた議長の選出ができなかった。政権発足の目途が立たず、混乱の長期化とそれに伴う国家再建の遅れが懸念される(日経9/5ほか)。
[→『ラーク便り』79号50頁参照
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