*IS指導者バグダディ容疑者死亡、遺体を海に水葬
記事年月 | 2019年10月-12月 |
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号数 | 85 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | シリア |
トピック | |
タイトル | *IS指導者バグダディ容疑者死亡、遺体を海に水葬 |
本文 | 10月27日、過激派組織「イスラム国(IS)」の最高指導者アブバクル・バグダディ容疑者が、シリア北西部での米軍特殊部隊の作戦によって死亡したと発表された。米メディアの報道によると、翌28日にイスラム教の慣習に従って葬儀が執り行われた後、遺体は海に水葬された。これは埋葬地が同容疑者の死を「殉教」とみなす過激派の聖地となるのを防ぐためで、2011年に殺害された国際テロ組織アルカイダの指導者ビンラディン容疑者の時と同様の処置だという。3月に最終拠点であったシリア東部を喪失したISにとって、バグダディ容疑者の死亡は致命的な痛手になるとみられる(東京・夕10/29ほか)。しかし31日にISは「過去に米国と戦ってきたベテラン聖戦士」とされる「アブイブラヒム・ハシミ」という人物を新指導者に決定し、米国への報復を示唆する声明を発表した(読売・夕11/1ほか)。 [→『ラーク便り』82号52頁参照] |