*ミンダナオの暫定イスラム自治政府、コロナで自治政策減速
記事年月 | 2020年4月‐6月 |
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号数 | 87 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-2. 東南アジア】 |
国名 | フィリピン |
トピック | |
タイトル | *ミンダナオの暫定イスラム自治政府、コロナで自治政策減速 |
本文 | 5月31日付の『東京新聞』は、新型コロナウイルス感染拡大の渦中で財政問題に直面する暫定イスラム自治政府のトップ、ムラド・エブラヒム氏のインタビューを掲載した。同氏によると、2019年2月に南部ミンダナオ島で発足した暫定自治政府は、1年間で15の省庁を設置し、80人から成る議会を設立した。教育、医療、社会福祉、インフラの整備を最優先事項として進めてきたが、2020年に入って新型コロナウイルスの感染者が確認されて以降、医療サービス充実のために費やした20億ペソ(約43億円)が財政を圧迫しているという。暫定政府はまた、中央政府との和平に反対する他のイスラム独立運動組織との協議も進めているが、コロナ感染拡大防止のための移動制限があり自治政策の取り組みは減速しているという(東京5/31)。 [→『ラーク便り』82号47頁参照] |