*モスク礼拝再開など規制緩和により感染再拡大
記事年月 | 2020年4月‐6月 |
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号数 | 87 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | イラン |
トピック | |
タイトル | *モスク礼拝再開など規制緩和により感染再拡大 |
本文 | 新型コロナウイルスの影響でイラン全土にわたって3月半ばから閉鎖されていたモスクでの礼拝が5月4日、感染の状況が比較的落ち着いている全行政区の3割の地域に限定して再開された。訪問者にはマスクと手袋の着用や社会的距離の確保などが義務付けられる。中部ゴムや北東部マシャドなど聖地のモスクや聖廟の閉鎖は継続される。モスクでの集団礼拝再開により感染拡大のリスクは高まるが、政府は国内で強い影響力を持つ宗教的権威やその支持者らの間で高まる不満に配慮する必要に迫られたとみられる。5月末には全土でモスクをはじめ文化・商業施設の営業が段階的に再開されたが、国民の間に感染予防対策を徹底させるのは困難とみられ、感染拡大収束の兆しは見えない(東京6/3ほか)。 [→『ラーク便り』86号49頁参照] |