*西寺の須弥壇(しゅみだん)、東寺とは異なる造り

*西寺の須弥壇(しゅみだん)、東寺とは異なる造り

記事年月 2020年10月-12月
号数 89
媒体 国内
大分類 【A-2.仏教】
国名 日本
トピック
タイトル *西寺の須弥壇(しゅみだん)、東寺とは異なる造り
本文  平安京の玄関口に建てられたとされる西寺の須弥壇跡が見つかったことが10月22日、京都市文化財保護課の発表により明らかになった。西寺は世界遺産・東寺(京都市)と朱雀大路を挟んで左右対称に建てられたと考えられてきたが、今回発見された講堂の須弥壇跡は東寺のそれよりも東西幅が7.5m短いなど、西寺の講堂が東寺の講堂よりも一回り小さいことが分かった(京都・京都10/23、読売・京都11/24ほか)。専門家は「これまで朱雀大路を挟んで『線対称』と思われてきた両寺の構造が違うことが明らかになった。平安京の宗教政策を考える上でも貴重な成果だ」と指摘する(毎日・東京10/23)。
[→『ラーク便り』85号26頁参照
『ラーク便り』データベースの検索ページに戻る