*戦没者遺骨DNA鑑定の対象地域を全域へ拡大
記事年月 | 2021年10-12月 |
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号数 | 93 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-3.習俗・慰霊】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
タイトル | *戦没者遺骨DNA鑑定の対象地域を全域へ拡大 |
本文 | 戦没者遺骨収集事業を継続している厚生労働省は、身元特定のためのDNA鑑定対象地域を、遺骨が検体として保管されている全域へと拡大し、遺族による鑑定申請を10月1日から受け付けることを発表した。DNA鑑定は身元特定につながり得る情報がある場合に限り2003年度から実施されてきたが、同省は2017年に沖縄の遺骨に関しては、遺留品などがなくとも申請可能にしていた。2020年には硫黄島、南太平洋キリバス・タラワ環礁に範囲を試行的に拡大し、計4人の身元を特定した。これを受け同省は、鑑定対象地域を10月より拡大。11月27日付の『琉球新報』では拡大後の1ヶ月で約440件の申請があったことが報じられた(琉球新報・那覇11/27ほか)。 [→『ラーク便り』88号27頁参照] |