*寺院と戦争の関係についての報告書が刊行
記事年月 | 2022年1月-3月 |
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号数 | 94 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | |
国名 | 日本 |
トピック | 仏教タイムス |
タイトル | *寺院と戦争の関係についての報告書が刊行 |
本文 | 浄土真宗本願寺派「戦時被災等調査委員会」は2月、調査報告書『本願寺派寺院と戦争』を刊行した。同派では2020年、戊辰戦争から太平洋戦争にいたる近代戦争で寺院がどのように戦争と関わったのかを調査するため、宗門寺院1万ヶ寺以上を対象に調査票を送付。約3,800ヶ寺から回答を得た。調査票は寺院への被害や従軍僧の出征、梵鐘や仏具の供出などについてたずねた50問で構成され、その結果が同書で示されている。「空襲や原爆の被害があったか」についての設問では、被害があった寺院は348ヶ寺(10.3%)で、東京・大阪・安芸の各教区で多いという。また同書には、各寺院から提供された出征者や旧本堂などの写真も掲載されている(2/17)。 [→『ラーク便り』93号24頁参照] |