*宇佐神宮、世襲家権宮司を解雇
記事年月 | 2014年4月-6月 |
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号数 | 63 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-1.神道】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *宇佐神宮、世襲家権宮司を解雇 |
本文テキスト | 全国八幡神社の総本宮である宇佐神宮(大分県宇佐市)の宮司を世襲してきた到津(いとうづ)家出身の権宮司、到津克子(いとうづよしこ)氏が、5月15日付で神社本庁から権宮司職の免職処分を受け、宇佐神宮より解雇された。到津氏は、宮司世襲をめぐって宮司としての地位確認を求める訴訟を起こしていたが、2013年5月に最高裁で敗訴が決定していた。敗訴後も、到津氏と神宮は勤務状況をめぐって対立。神宮側が到津氏の勤務態度に問題があるとして給料を大幅に削減する一方、到津氏側は神社側から嫌がらせを受け仕事が与えられない状況であるとして、全日本建設交運一般労働組合に相談し、4月8日に第1回の団交が行われていた(大分合同・大分5/27ほか)。 神宮側は5月28日に会見を開き、「宮司の世襲制度は宇佐神宮にはない。最高裁の司法判断でも明確に示されている」と述べた。ただし解雇理由に関しての詳細な説明は無かった(大分合同・大分5/29)。 到津氏側は6月10日、免職・解雇の無効を主張し、神社本庁や神宮などに対し再び地位確認訴訟を起こした(大分合同・大分6/11)。 [→『ラーク便り』47号18頁、59号20頁参照] |