*アルメニア人迫害をめぐり教皇批判
| 記事年月 | 2015年4月-6月 |
|---|---|
| 号数 | 67 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
| 国名 | トルコ |
| トピック | |
| 記事タイトル | *アルメニア人迫害をめぐり教皇批判 |
| 本文テキスト | トルコ政府は4月12日、第一次世界大戦期のオスマン帝国によるアルメニア人迫害をめぐるローマ教皇発言に反発し、駐バチカン大使を召還した。教皇は同日のミサで、アルメニア人迫害を「20世紀最初の大虐殺」と述べ、ナチス・ドイツによるホロコーストやスターリン政権下ソ連の虐殺と並置していた。トルコ外務省は、「とりわけアルメニア人の苦しみだけを強調」するのは歴史的事実に反するとして抗議声明を発表した(毎日・夕4/13)。トルコはアルメニア人の殺害を「戦乱の中で起きた不幸」とし、「大虐殺」を認めていない。エルドアン大統領は教皇を「聖職者と呼ばない。あえて政治家と呼ぶ」とし、「過ちを繰り返さないように警告する」と強い調子で批判した(朝日・夕4/15)。 トルコ政府は後日、アルメニア人迫害から100周年となる4月24日に、イスタンブールで追悼式を開くことを発表し、犠牲者への哀悼の意を表した(朝日・夕4/21)。 [→アルメニア参照] |