*テロ捜査情報流出、高裁も都に賠償命令
記事年月 | 2015年4月-6月 |
---|---|
号数 | 67 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-8.その他の宗教関連事象】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *テロ捜査情報流出、高裁も都に賠償命令 |
本文テキスト | 2010年、警視庁の国際テロ捜査に関する情報がインターネット上に流出し、プライバシーを侵害されたとして、イスラム教徒17人が都と国に計約1億8700万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で4月14日、東京高裁は警視庁を所管する都に約9千万円の支払いを命じた1審判決を支持し、原告と都の控訴を棄却した。裁判長は「データは警視庁職員によって持ち出されたと考えられ、警視庁には情報管理を怠った過失がある。原告に与えたプライバシー侵害は甚大」と指摘。原告側はモスクの出入りなどの情報を収集するという捜査手法が、信教の自由を侵害し違法であると主張したが、判決は「常に許されるわけではない」としながらも、テロの防止には必要だったとした(東京・東京4/15ほか)。 [→『ラーク便り』62号26頁参照] |