*東日本大震災から5年、被災建造物のゆくえ
| 記事年月 | 2016年1月-3月 |
|---|---|
| 号数 | 70 |
| 媒体 | 国内 |
| 大分類 | 【A-3.習俗・慰霊】 |
| 国名 | 日本 |
| トピック | |
| 記事タイトル | *東日本大震災から5年、被災建造物のゆくえ |
| 本文テキスト | 3月11日、東日本大震災から5年がたった被災地では、被災した建造物を「震災遺構」として残すか否かの議論が続いている。3月8日の時点で保存が決定しているのは、たろう観光ホテル(岩手県宮古市)と荒浜小学校(宮城県仙台市)。宮城県南三陸町の防災対策庁舎は震災から20年間の保存が決定されている。福島県富岡町のJR富岡駅は解体後一部保存の予定。一方で、岩手県大槌町の旧役場庁舎や宮城県石巻市の門脇小学校などは、無残な姿を残したくないとの意見もあり、議論は難航している(東京・東京3/8)。そうしたなかで、3月26日、石巻市は児童や教職員、計84人が犠牲となった石巻市立大川小学校の被災校舎を震災遺構として保存する方針を固めた。市民アンケートや公聴会では「保存」と「解体」で意見が分かれたが、市は惨事を繰り返さないよう、校舎を追悼と伝承の場として残す意義を重視したとみられる(産経・東京3/26)。 [→『ラーク便り』67号25頁参照] |