*スンニ派モスク襲撃、シーア派指導者処刑に対する報復か
記事年月 | 2016年1月-3月 |
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号数 | 70 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | イラク |
トピック | |
記事タイトル | *スンニ派モスク襲撃、シーア派指導者処刑に対する報復か |
本文テキスト | 首都バグダッド郊外で1月3日夜、少なくとも2ヶ所のイスラム教スンニ派モスク(礼拝堂)が襲撃され、聖職者ら2人が死亡した。サウジアラビア政府がシーア派指導者ニムル氏を処刑したことへの報復とみられる。さらにその翌日サウジアラビア大使館前では、処刑に抗議してサウジアラビアとの国交断絶を求める大規模なデモが行われた。サウジアラビア大使館は1990年、フセイン政権によるクウェート侵攻を受けて閉鎖していた。フセイン政権崩壊後も、シーア派を偏重したマリキ前政権期には再開には至らず、2016年1月1日、約25年ぶりに再開したばかりだった。同国のイスラム教徒の6割以上はシーア派で、同派が主導する政権は、サウジアラビアと断交したシーア派の大国である隣国イランと密接な関係にある(毎日・夕1/5)。[→サウジアラビア参照] |