*メッカ大巡礼中止、サウジとの対立で
記事年月 | 2016年4月-6月 |
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号数 | 71 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | イラン |
トピック | |
記事タイトル | *メッカ大巡礼中止、サウジとの対立で |
本文テキスト | 政府は5月29日、9月に行われるイスラム教の聖地メッカへの大巡礼(ハッジ)の中止を決定した。1月のサウジアラビアとの国交断絶後もイラン側は代表団をサウジアラビアに派遣するなどして交渉を行ってきたが、巡礼者のビザ発給や安全確保、イラン航空機の乗り入れなどをめぐって決裂していた。巡礼の管理を担うイランの政府系組織は「サウジアラビア政府の遅延行為により、イランは今年の巡礼の機会を失うことになる」とする非難声明を出した。これに対してサウジアラビアのジュベイル外相は、「イランはデモの実施やその他の特権を要求した。大巡礼中に混乱が起きかねず、受け入れられない」とイラン側の責任を指摘した。イランの大巡礼参加中止は1987~91年以来のこと(毎日・夕5/30ほか)。[→『ラーク便り』70号47頁参照、49頁参照] |