*35年ぶりに映画館解禁
記事年月 | 2017年10月-12月 |
---|---|
号数 | 77 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | サウジアラビア |
トピック | |
記事タイトル | *35年ぶりに映画館解禁 |
本文テキスト | 12月11日、政府は映画館設置の禁止措置を解除することを明らかにした。イスラム教の厳格な戒律と習慣を重んじるサウジアラビアでは、男女が同じ空間で過ごすことに対して宗教界からの批判が根強く、1980年代から映画館の運営が禁止されていた。早ければ2018年3月に第1号が開設される予定で、約35年ぶりとなる。映画館解禁はムハンマド皇太子主導の社会改革の一環で、娯楽産業の開放による経済の活性化と若者の雇用創出を狙う。しかし文化情報省は「見せる内容はサウジの大切な価値と伝統に則していなければならない」と述べており、イスラム的価値観に照らした事前検閲を行い上映作品の内容や種類に制限が加えられる可能性が高い(東京12/13ほか)。 [→『ラーク便り』75号51~52頁参照] |