*オウム関連団体観察更新決定
記事年月 | 2018年1月-3月 |
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号数 | 78 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-5.新宗教】 |
国名 | 日本 |
トピック | オウム真理教(現・Aleph(アレフ)・ひかりの輪) |
記事タイトル | *オウム関連団体観察更新決定 |
本文テキスト | 公安審査委員会は1月22日、オウム真理教の後継団体と目される3団体について、団体規制法に基づく観察処分を更新することを決定した。2000年から3年ごとに更新されてきた観察処分は、今回で6回目。観察処分の対象となったのは、アレフとひかりの輪、および2015年1月の更新決定以降にアレフの元女性幹部らによって設立された新教団の3団体であり、決定では、松本死刑囚やオウム真理教の教義への帰依を強調して活動していることが指摘された(読売・東京1/23)。 ひかりの輪については2017年9月25日の東京地裁判決において「アレフとひかりの輪は同一団体とは認められない」として観察処分の取消しが行われており、国側が控訴している。控訴審の判決を前に公安審が地裁判決に反する認定を行ったのは、公安調査庁から新たに提出された証拠による。そこにはアレフとひかりの輪のメンバー同士の交流が示されているため、今回の決定では、両団体は密接な関係を持ち、基本的性質は同じであると判断された。控訴審において国側の敗訴が確定すると、ひかりの輪に対する観察処分は無効になる(毎日・東京1/23)。 [→『ラーク便り』77号30~31頁参照] |