*35年ぶり映画館解禁へ、男女同席も可能に

*35年ぶり映画館解禁へ、男女同席も可能に

記事年月 2018年4月-6月
号数 79
媒体 国外
大分類 【B-4. 中東・西アジア】
国名 サウジアラビア
トピック
記事タイトル *35年ぶり映画館解禁へ、男女同席も可能に
本文テキスト  4月18日、首都リヤドで35年ぶりに映画館が解禁され、ハリウッド映画『ブラック・パンサー』の記念試写会が行われた。当日は政府要人など招待客や関係者だけで、一般市民への公開は20日に開始された。コーランを厳格に解釈するワッハーブ派の教えに基づきイスラム教の習慣や戒律の遵守を重んじるサウジアラビアでは、欧米文化の流入を問題視する保守的な聖職者らの提言を受け、1980年代から映画館の運営が禁止されていた。しかしムハンマド皇太子が主導する経済・社会改革の一環として3月に解禁が発表された。同国には公共の場で家族以外の男女同席を認めないという厳格な慣習があるが、映画館では男女一緒の鑑賞が可能になる。5年以内に全国15都市に約40の映画館を開館し、2030年までに約350まで増やす予定(毎日4/20ほか)。
[→『ラーク便り』77号50頁参照
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