*琉球人遺骨返還で京大を提訴
記事年月 | 2018年10月-12月 |
---|---|
号数 | 81 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-3.習俗・慰霊】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *琉球人遺骨返還で京大を提訴 |
本文テキスト | 12月4日、琉球王家である第一尚氏の子孫らを含めた琉球民族遺骨返還研究会が、現在遺骨を保管している京都大学に対し遺骨返還と損害賠償を求め、京都地裁に提訴した。遺骨は旧京都帝国大学の人類学者らが1929年に沖縄県今帰仁村(なきじんそん)の百按司(むむじゃな)墓から持ち出したもの。原告らは京都大学が遺骨を返還しないことで伝統的な慣習である風葬が行えず、憲法20条の信教の自由が侵害されていることなどを訴えた。また「先住民族の権利に関する国際連合宣言」には先住民族の遺骨返還を求める権利が明記されており、現在の状況はこれに反しているとも主張している。琉球人の遺骨返還を求める民事訴訟は全国で初めて(琉球新報・那覇12/5、東京・東京12/5ほか)。 [→『ラーク便り』75号28頁参照] |