*サッカー観戦で逮捕の女性、抗議の自殺
| 記事年月 | 2019年7月-9月 |
|---|---|
| 号数 | 84 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
| 国名 | イラン |
| トピック | |
| 記事タイトル | *サッカー観戦で逮捕の女性、抗議の自殺 |
| 本文テキスト | 男装して男子サッカーの試合観戦を試みたことで3月に逮捕されていたイラン人女性、サハル・ホダヤリさん(29)が、9月2日に首都テヘランの裁判所前で焼身自殺を図り、9日に亡くなった。厳格なイスラム体制を敷く同国では女性が競技場で男性のスポーツを観戦することが原則禁止されており、8月にも男装姿で入場を繰り返し試みた4人の女性が逮捕された。サハルさんも「女性の服装規範を逸脱し、公共の秩序を乱した」という罪で起訴され、6ヶ月の禁錮刑が科せられる見通しだったという。入場禁止に対する抗議の自殺とみられ、国内でも入場禁止は基本的人権を否定する行為だとする批判が高まった(東京・夕9/11ほか)。イラン政府に対して女性の観戦解禁を要請していた国際サッカー連盟(FIFA)のインファンティノ会長は22日、10月にテヘランで開催されるW杯アジア2次予選の試合に関して、女性の競技場入場を許可する確約を取り付けたと公表した(朝日9/23ほか)。 [→ラーク便り81号53頁参照] |