*カイロ中心部で爆発、「ハスム運動」が関与か
記事年月 | 2019年7月-9月 |
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号数 | 84 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | エジプト |
トピック | |
記事タイトル | *カイロ中心部で爆発、「ハスム運動」が関与か |
本文テキスト | 8月4日、首都カイロ中心部で逆走した車が多重衝突を起こしたことで大規模な爆発が発生し、20人の死者と47人の負傷者が出た。翌5日に内務省はイスラム過激派「ハスム運動」の関与を指摘し、捜査を開始した。ハスム運動は「ムスリム同胞団」の関連組織とみられており、2016年には大ムフティ(最高イスラム法官)経験者のゴマア師への襲撃の関与を主張し、2017年にカイロで路肩爆弾が爆発した事件に際しては犯行声明を出したとされている。治安当局はシナイ半島における「イスラム国(IS)」傘下の武装勢力の封じ込めに力を入れているが、近年はカイロ付近でもテロが相次ぐ。しかし今回のように首都の中心部で約70人もの死傷者が出る事件は異例で、治安に対する懸念の拡大が予想される(読売8/6ほか)。 [→ラーク便り83号64頁参照] |