*再びフシが石油施設を攻撃、背後にイランか
記事年月 | 2019年7月-9月 |
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号数 | 84 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | サウジアラビア |
トピック | |
記事タイトル | *再びフシが石油施設を攻撃、背後にイランか |
本文テキスト | 9月14日、内務省は東部アブカイクとクライスにある国営石油会社の石油施設2ヶ所が無人機によって攻撃されたと発表した。同日隣国イエメンで活動を展開するシーア派系反政府武装組織「フシ」が犯行声明を出した。エネルギー相の説明によると、今回の攻撃によって石油の生産が日量570万バレル減少したという。これは世界最大級を誇る同国の石油生産量の約半分に相当し、世界の石油供給量の5%以上にあたる。フシはシーア派大国イランから軍事支援を受けているため、米国などはイランの関与を主張するがイラン側は否定している。イエメン内戦に介入するスンニ派大国サウジアラビアに対してフシは石油関連施設などへの攻撃を活発化させており、サウジとイランの対立の激化と世界経済への影響が懸念される(読売9/15ほか)。 [→ラーク便り83号65頁参照] |