*百舌鳥(もず)・古市古墳群が世界遺産に
記事年月 | 2019年7月-9月 |
---|---|
号数 | 84 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-7.皇室】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *百舌鳥(もず)・古市古墳群が世界遺産に |
本文テキスト | アゼルバイジャンで開かれていたユネスコの世界遺産委員会は、7月6日、49基の古墳から成る百舌鳥・古市古墳群(大阪府)を世界文化遺産に登録することを決定した。国内の世界文化遺産は19件目。同古墳群には多様な形状・規模の古墳が含まれることから、中央集権的な国家へと移行する過程で個人の権力や身分が目に見える形で示されるようになっていった歴史を明示するものとして評価された(朝日・東京7/7ほか)。 登録決定を受け、地元では観光振興を期待する声が上がった。ただし多くの古墳は宮内庁が管理し、立ち入りが制限される陵墓であるため、今後は観光との両立が課題になるとみられている(産経・東京7/7ほか)。また、かねて問題となっていた「仁徳天皇陵」をはじめ学術的裏付けのない名称が登録に用いられたことに対し、日本考古学協会など14団体は7月23日、学術的観点に基づく名称の併記などを求める「見解」を発表した(毎日・東京7/24)。 [→『ラーク便り』83号41~42頁参照] |